仏事Q&A

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仏事Q&A

亡くなった人はお仏壇にはいない?

亡くなった人の霊魂がお仏壇に入るという考えは浄土真宗ではいたしません。
亡くなった人は阿弥陀さまの救いによって、お浄土に生まれて仏さまになられていると味わい、いつでもどこでも私たちに寄り添いはたらきかけてくださっています。
お仏壇は亡くなった人が生まれた阿弥陀さまのお浄土を表し、亡くなった人がお仏壇のどこかにいるということではなく、お仏壇を通して仏さまとなったその人と遇うということです。

お仏壇の魂入れや魂抜きはありますか?

浄土真宗では入仏法要(新しくご本尊をお迎えするときの法要)をします。
これは仏さまの魂を入れるということではなく、お仏壇に新しく仏さまをお迎えしたことを慶び、徳を讃える法要です。
また、古いお仏壇から新しいお仏壇へお移しするときや、引っ越しなどで移動する場合は、魂抜きではなく遷仏(せんぶつ)法要をします。

過去帳はお仏壇のどこに置けばいいでしょうか?

ご本尊の妨げにならないように、仏壇の中段脇や下段に過去帳台にのせて置きましょう。
場所の関係上、仏壇の中に入れる場合にご本尊を隠すことはやめましょう。

お線香の供え方を教えてください

浄土真宗では線香は寝かせてお供えします。
入りきらない場合は折ってから寝かせてお供えしましょう。
立ててお供えすることはやめましょう。

お仏壇にはいつ手を合わせれば良いのでしょうか?

合掌礼拝は、祈ることではなく阿弥陀さまを讃え感謝することです。
お仏壇に向い、手を合わせるということは、生かされているということを感謝することです。
朝夕はもちろん、日々の生活のなかで手を合わせることを心がけましょう。

日頃家庭ではおつとめはどうすればいいでしょうか?

お仏壇にお供えをし、蝋燭に火をつけてお香をたき、お念珠を持ち、おつとめをします。
お経は『正信偈』や『讃仏偈』・『重誓偈』などをおつとめするのがいいでしょう。
最初と最後の合掌礼拝はお忘れなく。

お仏壇に手を合わせる時に鐘をならしてますが、決まりはありますか?

浄土真宗では鐘を「鏧(きん)」と呼び、合掌礼拝だけの時には叩きません。
読経をするときに打つものです。
故人を呼び起こしたり、仏さまへの合図として叩く訳ではありません。